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シャトー・ランシュ・バージュ Château Lynch Bages

芳醇な果実味と風味が魅力

県道2号線を北上し、ポイヤックの集落(時々ここのカルフールにお世話になっている・・)の手前、ポイヤックの台地上に位置するランシュ・バージュ。オーナーのカーズ家は先代がポイヤックの市長を務めたほか、現在はミシュラン2つ星のレストランを擁するオーベルジュ、コルディアン・バージュの運営のほか、ビストロやブティックの立ち並ぶ「バージュ村」を経営していたりとなかなかにやり手だ。現在は4代目のジャン・シャルル・カーズ氏(私の友人でもある)が責任者を務める。

肝心のワインも、以前より積極的にブドウ畑に改良を施し、品質向上を進めてきた。およそ100haのブドウ畑には平均樹齢30年、長いもので60年ほどの古樹が植わっていて、柔らかく優雅なカベルネ・ソーヴィニヨンを生みだす。メルローが肉付きを支え、プティベルド、カベルネ・フランがスパイスとなる。メドック格付けの時代には5級格付けされたが、1950年代頃より評価を上げ、現在では2級相当の評価を得ている。

ムートン・ロートシルトを思わせるような芳醇な果実味、リコリスの風味がランシュ・バージュの特徴と感じられる。若くても親しみやすく、それでいて気品もある。メドックの高級ワインの入門者から愛好家まで、いつも気づくとそばにいて楽しませてくれる、そんなワイン。

隠し玉として、白ワインのブラン・ド・ランシュ・バージュも生産している。樽が主張しリッチだったスタイルから変わり、近年はすっきりとして切れ味のよいボルドーの白ワインを生産している。これがまた、魚料理、野菜料理によく合うのだ!
 

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