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シャトー・パヴィ Château Pavie

モダンなるサンテミリオンの雄

1970年代のパヴィは軽いワインだった。それが以前の記憶。
1980年代になっても、取り立てて選択するワインではなかったかもしれない。
やがて時が経ち、1998年頃から、パヴィは凝縮したスタイルへと一変した。

2001年には砂質の軽い土壌の畑を廃し、大地の畑が加わった。それが2002年よりリリースされている。

晩熟なテロワールのため、極限まで遅摘みにし、代わりに凝縮感のある一粒を得る。そして、温度管理機能のついた樽で醸造する。力強く、スパイシー。そんなニュアンスに変わった。

濃厚で、スパイシーで、ある意味で極限まで突き詰めたパヴィは、熟成にも耐える。現在ではシュヴァル・ブランやオーゾンヌと並んでサン・テミリオン・プルミエール・グラン・クリュ・クラッセA(特別第一級A)に格付けされ、ワインの進化を物語っているようた。
 


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シャトー・パヴィー2002

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